直階段の鋼製型枠。
階段の枠は蹴上(けあげ:階段1段あたりの高さ)と、踏面(ふみづら:足を乗せる部分)を寸法通り再現するのが難しく高い技術が必要となります。
拡大写真を見てもらうと段差部分にカーブした板を貼り合わせていることが分かります。
これは曲げ板と呼ばれる加工をした板で、L字型に曲げた板を1枚ずつ貼り合わせながら作っています。
この曲げる角度が少しでも違っていると綺麗な製品に仕上げることができず、曲げ板の加工をお願いする会社とも相談しながら設計を進めます。
また踏面の端部にある細長い盛り上がりは、ノンスリップと呼ばれる滑り止めの形状を付与するために目地を貼り合わせています。